活動

公認心理師・臨床心理士向け研修 

「公認心理師」とは?

公認心理師とは、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、分析、相談及び助言などを行うことを業とする者をいいます(厚生労働省HPより一部抜粋)。

「臨床心理士」とは?

臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格です(日本臨床心理士資格認定協会HPより抜粋)。

専門職のスキルアップを目的とした研修・ワークショップを開催予定
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メモリーブック

「メモリーブック」とは?

アメリカのspeech pathologist(言語病理学者)であるBourgeois MSが1990年に考案した、認知症や記憶障害の人と日常生活でコミュニケーションを図るための支援ツールです。

本人から聞き取った人生の思い出、現在の生活、未来への希望などを文章にして、写真や地図、イラストなどを添えてわかりやすくレイアウトしたアルバムです。私たちはBourgeois MSの助言を受けながら、高齢者や認知症の人たちとメモリーブックを用いた活動を行っています。

  • 高齢者医療施設や介護老人保健施設での実践
  • アルツハイマー型認知症患者に対するグループ介入の効果検証
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認知症カフェ(オレンジカフェ)

「認知症カフェ」とは?

認知症の当事者やその家族、知人、医療やケアの専門職、そして認知症について気になる人などが気軽に集まり、なごやかな雰囲気のもとで交流を楽しむ場所のことです。人が足を運びやすい場所に開設され、必要に応じて相談も行う場所です。

2017年3月 『認知症カフェ in スターバックスコーヒー with Pepper 』を初開催
以降、年2回(春夏)開催
(@鹿児島市のスターバックスコーヒーオプシアミスミ店)
現在、コロナの為、休止中
認知症カフェ in スターバックスコーヒー with Pepper
認知症カフェ in スターバックスコーヒー with Pepper

認知症サポーター養成講座(Pepper)

「認知症サポーター」とは?

認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、認知症の人と家族が地域で安心して暮らせるように見守る「応援者」です。およそ90分の養成講座を受講するだけで誰でもなることができます(ただし、小・中学校の授業で行う場合は45分の受講で可能です)。
特別な職業や資格ではなく、自分の日常生活の中で認知症への理解と支援の心をもって行動するだけです。「認知症サポーター養成講座」の講師の資格を持ったキャラバン・メイトが講座を開催し、受講すると、認知症サポーターであることを示すオレンジ「サポーターカード」が渡されます。

2016年 SoftBankグル―プの「Pepper」を活用したソーシャルチャレンジプロジェクトに「認知症サポーターをオレンジリングでつなぐpepper〜子どもからシルバーエイジまで〜」が採択
2017年~2018年 Pepperと共に小学生向け認知症サポーター養成講座を開催
(@鹿児島大学付属小学校)
2020年 ソフトバンクロボティクス株式会社との共同開発で「Pepper」を活用した授業プログラムのスクールテンプレートとして「人生100年時代を生きる~認知症を考えよう~」が完成し、模擬授業を開催
(@鹿児島市立西伊敷小学校)
Pepperと共に小学生向け認知症サポーター養成講座
Pepperと共に小学生向け認知症サポーター養成講座

※Pepperを活用した授業プログラムの問い合わせは、鹿児島市認知症支援室へお願いいたします。

遠隔技術を使用した心理検査

「心理検査」とは?

認知、言語、情緒など人の脳や心のはたらきを客観的にとらえ、支援に生かすために実施する専門的な検査です。様々な種類、方法があり、対象や目的によって使い分けます。

なぜ遠隔で行うのか?

専門家が少ない地域では、受けられるサービスに差がでてきてしまうことや、コロナ禍において、感染をおそれ受診を控える人がでてきたことが問題となっています。自宅、または自宅近くと専門家をつないでオンライン上で遠隔の心理検査ができると、地域格差や感染の不安を感じずに必要なサービスを受けることができます。

  • 遠隔での認知症スクリーニング検査の信頼性検証
  • 遠隔での標準失語症検査の検討
遠隔技術を使用した心理検査
遠隔技術を使用した心理検査

意思決定能力の評価・支援

「意思決定能力」の重要性とは?

一人一人が自分で意思を形成し、表明でき、その意思が尊重されながら日常生活・社会生活を送ることが重要ですが、それは認知症になった人も同じです。
認知症の人は状況を理解できなかったり、言葉による意思表示がうまくできなかったりして、生活に本人の意思が反映されにくい場合があります。認知症の人がどのくらい状況を理解し、意志を伝える力があるか等の「意思決定能力」を適切に評価し、支援につなげることが重要です。